• 2026年7月13日

神戸市大腸がん検診の受け方|便潜血検査と大腸内視鏡の違いを解説

「神戸市の大腸がん検診って、どうやって受ければいいの?」「便潜血検査だけで本当に大丈夫?」—そんな疑問をお持ちではありませんか。

大腸がんは早期発見できれば治療成績の良いがんです。本記事では、神戸市の大腸がん検診の受け方と、便潜血検査と大腸内視鏡検査の違いをわかりやすく解説します。

神戸市の大腸がん検診とは

神戸市では、大腸がんの早期発見を目的として、40歳以上の市民を対象に大腸がん検診を実施しています。 検査内容は便潜血検査(2日法)で、検便によって便に微量の血液が混じっていないかを調べる検査です。

大腸がんは初期段階では自覚症状がほとんどないため、症状が出てから受診すると進行していることが少なくありません。 だからこそ、定期的な検診による早期発見が重要です。

「お腹の調子は悪くないから大丈夫」と思っている方こそ、一度検診を受けていただきたい年代です。

神戸市大腸がん検診の対象者と料金を内視鏡専門医が解説

2026年度の神戸市大腸がん検診は、対象者と料金が以下のように定められています。

対象者

  • 神戸市にお住まいの方
  • 2026(令和8)年度に40歳以上の誕生日を迎える方

検診料金

  • 500円(結果通知含む)
  • 一定の条件を満たす方は無料で受診可能

無料対象となる方の例

  • 70歳以上の方
  • 後期高齢者医療制度に加入している方
  • 市民税非課税世帯の方
  • 生活保護受給世帯の方
  • 中国残留邦人等支援給付受給世帯の方

無料対象に該当するかは、申込時に確認が必要です。 詳細は神戸市ホームページまたは兵庫県予防医学協会へお問い合わせください。

【2026年度から変更】神戸市大腸がん検診の申し込み方法

神戸市の大腸がん検診は、2026年度から郵送方式のみに変更されました。 これまでの「特定健診と同時実施」は廃止されています。

変更の背景

  • 検便を健診会場へ持参する心理的負担をなくすため
  • 自宅で都合の良いタイミングで検体を提出できるようにするため
  • キャッシュレス決済を導入し、支払いの利便性を向上させるため

申し込みの流れ

  1. WEB申し込みまたは兵庫県予防医学協会(078-856-2211)へ電話で申し込み
  2. 検査キットが自宅に郵送される
  3. 自宅で2日分の便を採取
  4. 検体を郵送で返送
  5. 後日、結果通知が郵送で届く

申込時に保険の種類(神戸市国保かどうか)と料金区分(有料か無料か)によって、申込方法が4種類に分かれます。 ご自身の区分は神戸市ホームページで確認できます。

なお、きなが内科・内視鏡クリニックでも、便潜血検査(2日法)を自費500円で受けていただけます。市の検診の申込み時期を逃した方や、すぐに検査を受けたい方はお気軽にご相談ください。

木長院長のコメント
「検診を受けて『陰性』と出るとひと安心される方が多いのですが、便潜血検査だけで100%大腸がんを見つけられるわけではありません。便潜血検査は『毎年繰り返し受けることで効果を発揮する仕組み』なので、一度の陰性で安心せず、毎年継続することが大切です。また、ご家族に大腸がんの方がいる、長年検査を受けていない、といった方は、便潜血検査だけでなく一度大腸カメラを受けることをご検討ください。」

便潜血検査と大腸内視鏡検査の違い

「便潜血検査」と「大腸内視鏡検査(大腸カメラ)」は、どちらも大腸がんの発見に使われる検査ですが、目的と精度が大きく異なります。

便潜血検査の特徴

メリット

  • 自宅で便を採取するだけで負担が少ない
  • 費用が安い(神戸市検診なら500円)
  • 食事制限や前処置が不要

デメリット・限界

  • 出血していないがん・ポリープは見つけられない
  • 中間期がん(便潜血陰性後1年以内に見つかるがん)が3.9〜4.5%存在する
  • 特に大腸の右側(奥)にあるがんは検出率がやや低い傾向
  • あくまで「がんを疑うかどうか」のスクリーニング検査

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の特徴

メリット

  • 大腸の粘膜を直接観察できる
  • ポリープ・がん・炎症などを直接見つけられる
  • 検査中にポリープを発見した場合、その場で切除できる
  • 大腸がんによる死亡を確実に減らす効果が期待できる

デメリット

  • 前日からの食事制限と当日の下剤服用が必要
  • 検査時間は20〜30分程度かかる
  • 費用は便潜血検査より高い(保険適用で3割負担:6,000〜10,000円程度/ポリープ切除を含めるとさらに増額)

どちらを受けるべきか

  • 40〜50代で症状がなく、家族歴もない方 → まずは便潜血検査(神戸市検診)で十分
  • 以下に当てはまる方は大腸内視鏡検査を推奨
    • 便潜血検査で陽性となった方
    • 家族に大腸がんの方がいる
    • 50歳以上で一度も大腸カメラを受けたことがない
    • 血便・便秘・下痢・腹痛など症状がある
    • 過去にポリープを切除したことがある

便潜血検査で「陽性」と出たらどうする?

便潜血検査の結果が陽性だった場合、必ず大腸内視鏡検査(精密検査)を受ける必要があります。

陽性=がんではありません。 痔や良性のポリープなどが原因のこともありますが、その中に大腸がんが含まれている可能性があるためです。

「痔があるから」「便秘で切れただけだろう」と自己判断で精密検査を受けない方がいらっしゃいますが、これは非常に危険です。 便潜血検査で陽性となった方の中から、実際に大腸がんが見つかることは決して珍しくありません。

陽性の結果が届いたら、できるだけ早く消化器内科を受診し、大腸カメラ検査を受けてください。

神戸市大腸がん検診で「要精密検査」となったら、きなが内科・内視鏡クリニックへ

きなが内科・内視鏡クリニックは、神戸市灘区水道筋・王子公園駅から徒歩3分の医療ビル3階にある、内視鏡検査に力を入れた専門クリニックです。

経験豊富な内視鏡専門医による大腸カメラ検査

院長の木長健医師は、約25年間にわたり内科医・内視鏡医として勤務し、経鼻内視鏡検査10,000症例以上の経験を持つ内視鏡専門医です。 便潜血検査陽性後の精密検査にも、丁寧に対応しています。

AI内視鏡システムによる精度の高い検査

最新のAI内視鏡システムを導入しており、医師の目とAIによるダブルチェックで病変の見逃しを防ぎます。 便潜血検査では見つけにくい右側大腸の病変にも、しっかりと対応します。

鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査

ご希望に応じて鎮静剤を使用し、寝ている間にリラックスして検査を受けていただけます。 「大腸カメラは痛そう」というイメージをお持ちの方も、安心して受けられる環境です。

トイレ付き完全個室の前処置室

大腸カメラ検査の前処置(下剤服用)は、トイレ付きの完全個室で行えます。 他の方に気を遣うことなく、リラックスして検査前の準備ができます。

大腸ポリープの日帰り切除に対応

検査中にポリープが見つかった場合、その場で切除可能です。 再検査・再来院の負担を減らせます。

当院でも便潜血検査を自費500円で受けられます

「市の検診の申込みタイミングを逃してしまった」「思い立ったときにすぐ検査したい」という方のために、当院でも便潜血検査(2日法)を自費500円で実施しています。診察の際にお気軽にお申し付けください。

神戸市の各種がん検診指定医療機関

当院は神戸市の胃がん検診(内視鏡)、肺がん検診、肝炎ウイルス検査、認知機能検査の指定医療機関です。 便潜血検査陽性後の精密検査も含め、神戸市民の健康をサポートしています。

王子公園駅から徒歩3分のアクセス

阪急神戸線「王子公園駅」東口から徒歩3分。 平日は火・木を除き18:30まで、土曜も12:00まで診療しており、お仕事帰り・お休みの日にも通いやすい立地です。

まとめ:神戸市大腸がん検診を上手に活用しよう

神戸市の大腸がん検診は、40歳以上の市民が500円(無料対象者あり)で受けられる、貴重な早期発見の機会です。 2026年度から郵送方式のみとなり、自宅で気軽に受けられるようになりました。

ただし、便潜血検査だけでは見つけられないがんもあります。 陽性となった場合は速やかに精密検査を受けること、そして家族歴がある方や長年検査を受けていない方は一度大腸カメラを受けることが、大腸がんから命を守るうえで重要です。

きなが内科・内視鏡クリニックでは、経験豊富な内視鏡専門医とAI内視鏡システムによる精度の高い大腸カメラ検査を提供しています。 便潜血検査陽性後の精密検査も、初めての大腸カメラ検査も、お気軽にご相談ください。

ご予約・お問い合わせ

きなが内科・内視鏡クリニック
〒657-0028 神戸市灘区水道筋6丁目3-1 アイメディカルビル3階
阪急神戸線「王子公園駅」東口より徒歩3分

診療時間
月・水・金 9:00〜12:00/15:00〜18:30
火・土 9:00〜12:00(AMのみ)
休診日:木曜・日曜・祝日

🌐 24時間WEB予約はこちら

便潜血検査で「要精密検査」となった方、ご家族に大腸がんの方がいる方、はじめての大腸カメラをご検討の方、まずはお気軽にWEB予約または電話にてご相談ください。

監修医師

きなが内科・内視鏡クリニック 院長 木長 健

木長 健(きなが つよし)

きなが内科・内視鏡クリニック 院長

約25年間、内科医・内視鏡医として病院や労働衛生機関に勤務し、また多くの事業所で嘱託産業医を務めてきました。内視鏡では正確な診断と苦痛の少ない検査に注力し、内視鏡AIも活用してさらなる精度向上に努めています。健診や生活習慣病についても患者様と一緒に考えながら、何でも気軽にご相談いただけるクリニックを目指してまいります。

略歴

  • 2000年産業医科大学医学部医学科 卒業
  • 2009年医療法人社団神鋼会(健診センター 医長)
  • 2020年社会医療法人神鋼記念会(総合健康管理センター 担当部長)
  • 2021年一般財団法人淳風会(健康管理センター 上部消化管内視鏡担当医長)
  • 2024年きなが内科・内視鏡クリニック 院長

所属学会・資格

  • 日本消化器内視鏡学会 上部消化管内視鏡・大腸内視鏡スクリーニング認定医
  • 日本総合健診医学会 日本人間ドック・予防医療学会認定 人間ドック健診専門医・指導医
  • COH労働衛生コンサルタント
  • 日本医師会認定産業医
きなが内科・内視鏡クリニック 078-806-0568 ホームページ