- 2025年11月7日
【流行注意報レベル超過!】インフルエンザが昨シーズンより6週間早く急増!重症化を防ぐため、今すぐワクチン接種をご検討ください

こんにちは、きなが内科・内視鏡クリニックです。
現在、インフルエンザの流行が急激に拡大しています。兵庫県内では、インフルエンザの流行が昨シーズンに比べて約6週間も早く注意報レベルに達したと発表されました。
10月27日~11月2日の週の定点あたり患者報告数は21.29となり、前週から2.73倍に急増しており、これは流行発生注意報の目安(10以上)を大幅に超えています。神戸市灘区を含む広いエリアで警戒が必要です。また、インフルエンザによる学級閉鎖等の報告も増加し続けており、入院患者数も急増しています。
感染拡大を阻止し、ご自身や大切なご家族を守るため、早急なワクチン接種をご検討ください。
なぜインフルエンザワクチン接種を急ぐべきなのか

インフルエンザは単なる「重い風邪」ではありません。
1. 肺炎・脳症など重篤な合併症のリスク
インフルエンザは、突然の38℃以上の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、強い倦怠感といった全身症状を特徴とします。これは、くしゃみや鼻水が中心の普通の風邪とは異なります。特に、肺炎や脳症といった重篤な合併症を伴い、命に関わる深刻なリスクがあります。
2. 特に注意が必要な方々
ワクチン接種は、特に重症化しやすい以下のハイリスクグループの方々にとって、重症化リスクの低減や合併症の発生を防止するために非常に重要です。
- 高齢者(65歳以上)
- 小児(特に未就学の子ども)
- 基礎疾患をお持ちの方
- 妊娠中の方(接種が推奨されています)
3. 最適な接種時期は「今」です!
ワクチンを接種してから体内で抗体が十分に作られるまでに約2週間かかります。インフルエンザは例年12月~翌年3月頃に流行しますが、今年はすでに流行期に早く入っているため、流行前の10月から11月中旬までに接種することが最も推奨されています。
当院でのインフルエンザワクチン接種のご案内
きなが内科・内視鏡クリニックでは、地域の皆様に安心して接種いただけるよう、2種類のインフルエンザワクチン接種を実施しています。
A)注射によるワクチン(2025年度秋冬シーズン価格)
・接種料金(2024-2025年シーズンの価格)は、一般の方が2,500円です。
・神戸市在住の高齢者(65歳以上等)の方は、神戸市からの助成により1,500円(条件により無料の場合あり)となります。
・神戸市在住の小児(1~12歳)の方も神戸市からの助成が適用され、500円で接種いただけます。
B)経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト) ※数量限定
注射が苦手なお子様などに向けて、鼻から噴霧するタイプのワクチンもご用意しております(接種回数1回)。
・対象は2歳~18歳の方で、料金は7,000円です。
・このうち、神戸市在住の小児(2歳~12歳)の方は、一般ワクチン同様に2,000円の補助が適用されます。
ご予約と注意点
・注射ワクチン、経鼻インフルエンザワクチン(フルミスト)ともにWEB予約をご利用いただけます。
・ただし、神戸市の助成制度や補助制度を利用される方は、ウェブ問診を行わず、来院後に紙の問診票にご記入いただきますようお願いいたします。
当院の感染症対策と診断体制

万が一、インフルエンザやその他の感染症にかかってしまった場合もご安心ください。
- AI搭載「nodoca(ノドカ)」の導入:当院では、インフルエンザ診断にAI搭載の新しい医療機器「nodoca」を導入しています。これは、咽頭画像や症状をAIが解析することで診断を支援するもので、検査時の痛みがなく、数秒〜十数秒で結果が得られるため、患者様(特に小児の方)の負担を大幅に軽減できます。
- 発熱患者様の対応:発熱されている患者様は、感染拡大防止のため必ず事前にお電話でご予約ください。一般の患者様とは別の動線(建物北側の外階段より3階)をご案内し、安全に診察いたします。
インフルエンザの本格的な流行期は目前です。早めにワクチン接種を済ませ、手洗い、マスク着用、換気といった基本的な感染対策を徹底し、「感染しない・させない」冬に備えましょう。