• 2024年11月29日
  • 2024年11月30日

インフルエンザワクチン接種について

当院ではインフルエンザワクチン接種を実施しています。今年もインフルエンザの流行が予想されています。特に高齢者や小児、基礎疾患を持つ方は重症化しやすいため、早めのワクチン接種が推奨されています。当院では予約制で対応しております。神戸市にお住まいの方はぜひお問い合わせください。

■料金
3,000円

■ご予約
ウェブ予約とウェブ問診を利用可能です。
直接ご来院いただいても結構です。(直接来院による接種はお待ちいただく場合がございます。)
▶インフルエンザウェブ予約はこちら

■対象者
基本的には小学生以上を対象です。
小学生未満の方については、お電話等にて事前にご相談ください。

■助成制度・補助制度
神戸市在住の方は市の助成制度があります。
小児(1~12歳)1,000円
 (1回目のみ、市より2,000円の助成)
 (2回目は3,000円となりますが、多子世帯のみ2回目も1,000円(市より2,000円の助成)となります。)
詳しくは神戸市HPをご確認ください。
▶神戸市 小児インフルエンザ予防接種料の一部補助(任意接種)


高齢者(65歳以上と60~64歳の一部) 1,500円
(条件つきで無料となる場合もあります)
詳しくは神戸市HPをご確認ください。 
▶神戸市 高齢者のインフルエンザ定期予防接種

神戸市の助成制度や補助制度を利用される方はウェブ問診を行わずにご来院ください。
来院後に紙の問診票にお答えいただきます。
助成制度や補助制度をご利用の場合もウェブ予約は利用可能です。
▶インフルエンザウェブ予約はこちら

インフルエンザとは?その症状と発生状況

インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因で発生する感染症です。風邪とは異なり、高熱や全身症状を引き起こし、場合によっては肺炎や脳症などの重篤な合併症を伴うことがあります。

インフルエンザウイルスの種類

インフルエンザウイルスには、A型、B型、C型の3種類があります。

  • A型: 大規模な流行を引き起こすことが多い。
  • B型: A型ほどではないが毎年流行する。
  • C型: 一般的に軽症で流行は稀。

インフルエンザの症状と診断方法

主な症状は以下の通りです:

  • 高熱(38℃以上)
  • 筋肉痛や関節痛
  • 倦怠感
  • 咳、喉の痛み
  • 頭痛

診断には、迅速診断キットを使用することが一般的です。インフルエンザの迅速診断キットは、医療機関で短時間でインフルエンザウイルスの感染を検出するために使用されます。各キットには特徴や判定時間が異なるため、使用目的や環境に応じて適切なものを選択することが重要です。

また、当院では近シーズンより「nodoka」を導入しております。nodocaは、インフルエンザ検査に新しい選択肢を提供する画期的なAI搭載の医療機器です。患者さんの咽頭画像や体温、自覚症状をAIが解析することで、インフルエンザに特徴的な所見や症状を検出します。痛みが少なく、判定開始から数秒〜十数秒で結果が得られるため、患者さんへの負担が小さい点が特長です。

nodocaの特長

1.患者さんへの負担が小さい

治験結果では、痛みの評価が平均0.8(NRS)と低く、90.6%の参加者が「次回もnodocaを使用したい」と回答しています。短時間で判定結果を得られるため、待ち時間も大幅に短縮可能です。

2.日本初のAI搭載「新医療機器」

nodocaは、インフルエンザ診断に役立つ50万枚以上の咽頭画像データを基に開発されたAIを搭載しています。この革新的な技術により、厚生労働省から「新医療機器」の承認を受け、保険適用も認められています。

3.咽頭専用カメラで鮮明な画像を撮影

nodoca専用のカメラは、高精細レンズや高輝度白色LED照明を備え、咽頭の鮮明な撮影を実現。舌圧子機能を兼ねたクリアシースにより、感染予防を考慮した簡便な操作が可能です。撮影した画像はクラウドに保存され、PCやタブレットで簡単に閲覧できます。

2024年のインフルエンザ流行シーズンの状況

2024年の流行は、例年と同様に10月以降に増加し、12月から翌年1月がピークとなる見込みです。最新の感染状況については、地域の保健所や厚生労働省のデータをご確認ください。

過去のインフルエンザ流行の傾向

過去10年間のデータによると、流行が始まる時期はほぼ一定しています。また、流行の中心となるウイルス株も数年ごとに変化しています。

流行に備えるための研究

毎年のワクチン開発は、前年に流行したウイルス株を基に行われています。また、AIを用いた流行予測モデルが進化しており、今後の早期対応に役立つとされています。

インフルエンザワクチンの効果

ワクチンは感染を完全に防ぐわけではありませんが、以下の効果が期待されます:

  • 重症化リスクの低減
  • 合併症の発生防止
  • 集団免疫の形成

ワクチン接種の最適な時期

ワクチンを接種してから抗体が十分に作られるまで約2週間かかります。そのため、流行前の10月~11月中旬までに接種するのが理想です。

ワクチンの副反応と注意点

副反応として、接種部位の腫れや痛み、微熱が報告されています。まれにアナフィラキシーショックのリスクもありますので、事前に医師と相談してください。

インフルエンザ予防のための対策

石けんと流水による手洗いは、ウイルス除去に最も効果的です。また、咳やくしゃみをする際は、マスクや肘で口を覆いましょう。

外出時のマスク着用の効果

マスクは飛沫感染を防ぐだけでなく、無意識に顔を触ることを防ぎます。不織布マスクを正しく着用しましょう。

健康維持のための生活習慣

十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動が免疫力の向上に寄与します。

インフルエンザの感染経路と予防法

インフルエンザの感染経路には飛沫感染と接触感染があります。

  • 飛沫感染: 咳やくしゃみによって飛び散るウイルスを吸い込むことで感染します。
  • 接触感染: ウイルスが付着した手で口や鼻を触れることで感染します。


家庭内での感染予防

  • 部屋の換気を行いましょう。
  • 使用したティッシュやマスクはすぐに捨てることが重要です。

学校や公共の場での対策

定期的な手洗いや、アルコール消毒液の使用を心がけましょう。特にドアノブや机などの共有部分を消毒すると効果的です。

インフルエンザに関するよくあるご質問

Q1:インフルエンザと風邪の違いは何ですか?

A:インフルエンザは突然の高熱(38℃以上)、筋肉痛、関節痛、強い倦怠感が特徴で、場合によっては肺炎や脳症などの合併症を引き起こすことがあります。一方、風邪はくしゃみや鼻水、喉の痛みが主な症状で、比較的軽症です。

Q2:インフルエンザワクチンはどのくらい効果がありますか?

A:ワクチン接種によって、インフルエンザに感染するリスクを減らすだけでなく、感染した場合の重症化を防ぐ効果があります。ただし、感染を完全に防ぐものではありません。

Q4:どのタイミングでインフルエンザワクチンを接種すれば良いですか?

A:抗体ができるまでに約2週間かかるため、流行が始まる前の10月から11月中旬に接種することをおすすめします。

Q5:ワクチン接種後に副反応が起きることはありますか?

A:接種部位の腫れや痛み、軽い発熱、倦怠感などの副反応が起こることがあります。これらは通常、数日で治まります。重篤な副反応(アナフィラキシー)はまれですが、注意が必要です。

Q6:妊娠中でもインフルエンザワクチンを接種できますか?

A:はい、妊娠中の方でもインフルエンザワクチンを接種できます。妊婦さんはインフルエンザにかかると重症化しやすいため、接種を推奨されています。

Q7:子どもにインフルエンザワクチンを接種する場合、何回必要ですか?

A:初めて接種する場合、13歳未満の子どもは4週間間隔で2回接種が必要です。過去に接種経験がある場合は1回で十分です。

Q8:インフルエンザの潜伏期間はどのくらいですか?

A:通常、感染から1~4日間が潜伏期間です。この間、症状が現れなくても他人に感染させる可能性があります。

Q9:家族内で感染を防ぐためにはどうすればいいですか?

A:以下の対策が効果的です

  • 部屋を定期的に換気する
  • 手洗いや消毒を徹底する
  • 感染者が使用したマスクやティッシュはすぐに廃棄する
  • 感染者と接触する際はマスクを着用する

Q10:インフルエンザの治療にはどのような薬が使われますか?

A:抗ウイルス薬が使用されます。症状が出てから48時間以内に服用すると効果的です。

Q11:マスクをしていても感染する可能性はありますか?

A:マスクは飛沫感染を防ぐ効果がありますが、完全ではありません。手洗いなど他の予防策と併用することが重要です。

Q12:インフルエンザの予防接種を受けても感染することはありますか?

A:はい、ワクチンを接種しても感染する可能性はあります。ただし、症状が軽減され、重症化リスクが下がることが期待できます。

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